世界大学ランキング3位の攻略法。理系エリートはスタンフォードを目指すべし! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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世界大学ランキング3位の攻略法。理系エリートはスタンフォードを目指すべし!

世界の名門大学「スタンフォード大学」【対策編】

「その道のプロ」を目指せ!

 別の角度から、更に合格率を上げる方法を見てみましょう。多くの他の名門大学では、「学生は多才で、幅広い分野においてバランスよく成績優秀であるべき」という考えや合否判定基準があるのですが、スタンフォードはこうした考え方を幻想であると捉えています。特定の分野に秀でた才能と情熱を持った学生が有利です。本気で狙うなら、出願する学生は、「この分野なら誰にも負けない」と言えるくらい、得意分野に注力し、その分野のスキルや知識を徹底的に伸ばしていった方がよいでしょう。

 上記は極めて大事な要素で、他の名門大学と明確に異なる審査基準です。「これは他の誰もできないけど私ならできる、、、」などのように、どれだけ“突出”しているか、が着眼点です。“優秀さ”ではありません。例えば、「プログラミングで独自のシステムを構築したことがある」「課外研究で新種の微生物を○個発見した」「音楽で異分野だった○○と○○を融合したスタイルの音楽を確立した」「高校生ながら一般の映画コンクールに応募し入賞した」「建築デザインで最新ソフトを使い高層ビルのモデリングを行った」といったような突出した何かです。オールラウンダーではなく、専門性を強く追求した玄人(くろうと)こそがスタンフォードに合格します。

 これは、以前ご紹介の名門大学、プリンストン大学とは真逆ですね。後者は、オールラウンダーを好みます。即ち、自分のそもそもの特性がオールラウンダータイプならプリンストン大学やコロンビア大学を、自分の特性が特殊分野の玄人タイプなら、このスタンフォード大学や、次回ご紹介するカリフォルニア工科大学のほうに集中して出願するほうが、同じ名門大学への出願でも合格率が高くなるという事です。こうした、自分の特性に合わせた出願戦略、出願校の選定はとても大事です。

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山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



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